試しに答えてみよう

先日、chunyanさんのところに迅速に整理していただいた私のコメントですが、その内容についてchunyanさんがいくつかの疑問を持っているようで、ここで試しに答えてみようと思います。

http://d.hatena.ne.jp/chunyan/20050726/1122375241

とは言ったものの、私も別に社会研究しているわけではありませんので、現実とずれている、あるいは遅れている部分もあるでしょう。

>「ひきこもり」問題
私の感じによりますと、やはり台湾ではまだ深刻な問題の状態ではないと思います。
この「若者が引きこもりになりつつある」という流れは確実に動いていると思いますが、それは浮上するまで多分まだ何十年もかかるでしょう。
この「ひきこもり」という単語、たぶん台湾での認知は日本での認知とは大きい違いがあるのではないかと。
勝手な判断ですが、ほぼの台湾のヲタたちは台湾角川が「NHKにようこそ」を台湾で発売するまで、たぶん「ひきこもり」と呼ばれている人種を知らないでしょう。
2冊も出ている現在、多くの人たちはまだ「ひきこもり」を「暇なときはうちでごろごろしている人たち」と捕らえています。

>「オタク」差別
台湾ではまず今のところないと思います。
台湾で「御宅族」という単語をわかってて使っている、知っているのはもうすでに「オタ」になった人間だけ、そして新聞やマスコミにやや報道されていた程度だけで、アニメ好き、ゲーム好き、漫画好き、コスプレなどは台湾で今でも「やや子供たちの趣味」と思われています。
まぁ、多くの台湾人にとっては「オタク差別」するより、「政党支持傾向」でお隣さんや親族や同僚や同級生と議論しあうのほうが好き……かなw

>「モテ/非モテ」問題
これもまたそれほど深刻ではないと思います。
ですが「いいひと」と自嘲している人たちがたくさんいます。
この「いいひと」軍団(あるいは死ね死ね団)はたぶん非モテの強力候補でしょう。
そもそも「恋愛資本主義」は台湾にそこまで浸透していないと思いますので、日本の方々みたいにひどく圧迫されているような感じがすることは今のところはないと言えるでしょう。


何だかいっぱい書いていましたけど何も書いていないような気がしますが(笑)
台湾はいろいろ(社会文化、ブーム、サブカルなどが)日本の後を追っかけているので、いまの日本の問題はいつか台湾の問題にもなるという可能性はありますが、その他いろいろな要因を考えてみると、結論は「俺勝手な妄想」に帰着するほうが妥当ではないかとw